職場における旦那さんの「立ち位置」について
結婚して、「こんな人じゃなかったのに・・・」と思うのは、おそくら夫婦同士、お互いに感じることだと思います。私は結婚1週間目にして、「あれ?こんな性格だったけかな・・・」と疑問に思ったことがあります。
最近は新婚旅行をしない夫婦も多いらしく、『成田離婚』という言葉をあまり耳にしなくなりましたが、お付き合いしている頃とは違う面が見えるようで、何となく分かる気がします。
あなたの旦那さん、どんな性格をしていますか?
優しい性格でしょうか?それとも人に対してキツイ性格でしょうか?
もしあなたの旦那さんが、仕事を普通にこなせる方で且つ優しい性格の方であれば、職場の方からの評判もきっと良いことと思います。
そしてその職場の方の中には、当然女性も含まれています。
「相談に乗って欲しい」との誘惑
仕事なので、厳しいことを伝えなくてはいけないことも場合によってはあります。その伝え方に、性格の一端が出てしまうケースというのは往々にしてありますよね。
常日頃の言動からキツイ性格だと思われる方に言われるのと、優しい性格の方から言われるのとでは、同じことを言われても受け取る側の意識も違うはず。
そして、業務上でもプライベートでも何か困りごとがあった場合、どちらに相談をするかと言えば、当然ながら優しい性格の方に相談をします。
そしてこの「相談」から、危ない領域に足を踏み入れる可能性が高くなります。
私は自分でも認識しているのですが、かなり優しい性格の部類に入ると思います。困っている人がいると、手を差し出したくなります。それが女性であれば男性であれ、お年寄りであれ同年代、年下であっても同じです。
「相談があるんですが・・・・・」と言われれば、嫌な気持ちはしませんでした。それは「頼ってくれている」ことの裏返しでもあるのですから、悪い気はしませんでした。当然、男性からも女性からも相談がありましたが、女性からの方が、若干嬉しかったかな・・・
まずは職場の別室で相談を受けていました。
- 業務の進め方がスムーズにいかない
- 苦手な人がいる
- 退職を考えている
- 家庭の事情について
相談というか、悩みごとが多かったような気がします。退職に関しては、相談者の中で回答が出きってしまっているので、理由を聞いて退職せざるを得ないなというものであれば、そのまま私の上席に伝えるようにしていました。
解決策は出ないことが殆どですが、話を聞いてもらうだけで少し気が楽になるようでした。相談も終わり、業務に戻る際に「今度飲みに行こうよ」と何気なく言うことが私の癖でした。これは完全に社交辞令のつもりでした。
「下心は無い」わけではない
「今度飲みに行こうよ」と言って、殆どの場合はその場限りで終わりました。相手も社交辞令として受け取ってくれたんだと思います。
が、中には「いつ行きますか?」と返してくる方もいました。そしてそれは、全て女性でした。
私は自分の性格を優しい部類に入ると言いましたが、ルックスはブーちゃんだと自己認識しています。学生時代にモテた記憶も全くなく、トレンディドラマなどを見ては、「俺もこんな恋愛してーなー」と夢見てました。
体型には気を付けていましたが、顔はどうにもならないので、清潔感を保てるように心掛けていたつもりです。
「じゃ、今晩はどう?」なんて返したら、それこそ下心アリアリです。流石にそんなことはせず、「少し落ち着いたら行こう」と返していた記憶があります。そしてその返しも、社交辞令のつもりでした。
複数で飲みに行くのは問題ないと認識していましたが、個別に行くとなると、あらぬ噂を立てられると思いましたし、嫁さんにも悪いな~というのがありました。
それでも、何かのきっかけで一緒に飲みに行った方がいました。帰りのエレベーターが一緒だったり、私自身が気分的に落ち込んでいた時期に先方から社内メールが来たり、そんなきっかけだったと記憶しています。
飲み過ぎは、良くない
職場の近くではどこに目があるか分からないので、少し離れた場所で待ち合わせをしました。純粋に、楽しく飲めれば良いなくらいの気持ちでした。
2人ですが、2人だからこそ場を盛り上げようと思い、色々な話題を振った記憶があります。業務の進め方や同僚の愚痴に始まり、学生時代のことやこれからどうして行きたいのかなど、そんな話をしているといつしか時間も過ぎていきました。
そして私は完全に飲み過ぎていました。ビールに始まり、日本酒もすすんでたな・・・・・
相手の方は独身で一人暮らしをしていることは知っていました。気付けば終電の時間を過ぎていて、2件目の会計も済んでいない内からタクシー代を渡そうと財布をいじってた記憶はあります。
それからの記憶が、完全に飛んでいます。気が付けば店を出て2人で歩いていました。
男は・・・・・・
朝帰りはそれまでも何度かありました。飲み過ぎて電車の中で寝てしまい、最寄り駅を乗り過ごしてしまったことが多く、近くの漫画喫茶で朝まで待っていたことやビジネスホテルに泊まったりしたことがありました。
初めてのことではないし、大丈夫かな。と思いましたが、やはり罪悪感はありました。きっとね、バレていたかもしれません。それでも、嫁さんは何も言いませんでした。
全ての男性がそうだとは言いませんが、男は基本的に浮気性です。そして、結婚してもそれは治りません。
奥さんのことを大切に思っていても、心のどこかで、他の女性を求めてしまいます。でもそれに「待った」を掛けるのが、理性なんですね。お酒はその理性を崩してしまいます。気持ちが大きくなってしまいますしね。
もし、旦那さんが優しい方であれば、気を付けてください。奥さんに優しいだけとは限らず、性別問わず誰にも優しいはずですから。そしてそういう方に、相談をしたくなります、誰しも。
その後の私の顛末ですが、その方とはそれっきりの関係で、職場ではいつも通り接するようにしました。今ではその方も結婚し、お子さんも生まれたと風の噂で耳に入りました。
それではっ。
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