悩める主婦に刺さる話
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身内の霊と話せるイタコに会いに行く

夏の風物詩

私が学生の頃、夏が近づいてくるとテレビで心霊番組の放送が何本もありました。

夜、怖い思いをするのは分かっていながらも、興味本位で見てしまい、1人で風呂に入ってる時に後悔するなんてことが何度もありました。

意味もなく声を出して怖さを紛らわせたり・・・・・そんな思い出もあります。

最近はその手の番組は少なくなった気がしますが、基本的に怖がりの私は、大人になった今でも夜になると思い出してしまうことがあります。

そんな怖がりの私は、霊体というものを見たことはありませんが、霊という存在については何となくですが、「あるんだろうな」と感じています。

マンガでの学び

どの年代にも当てはまると思いますが、私は中学1年生から2年生くらいに掛けて、怖いものにハマることがありました。

と言っても、超常現象的な雑誌「ムー」を見たり、うしろの百太郎という漫画を読んだりした程度ですが、そこで学んだことは「先祖を大切にする・敬う」ということでした。

既に亡くなっている自分の先祖が身を守ってくれるので、お墓参りはきちんとしなくてはいけないという認識を改めて持ちました。

私の家は、小さい頃からお彼岸など定期的にお墓参りをする家庭でしたので、当たり前のこととしてすんなりと受け入れることができました。

皆さんは、ちゃんとお墓参りされていますか?お墓参りをすると、何故か心が安らぐ気がします。それだけ年を取ったのかな?とも感じますが、少し悩んだ時や迷いがあった時、お墓参りをすると心が落ち着く効果もあるんだなと最近感じるようになりました。

恐山とイタコ

青森県に恐山という霊山があります。日本三大霊山の一つに数えられ、荒涼とした光景が広がっています。

 

極楽浜

(出典:下北ナビ)

私も2回ほど行きましたが、何とも言えない光景です。あちこちで硫黄が噴出しており、本当に「荒涼」という言葉が当てはまる光景が広がっています。

入り口に売店があり、そこでは風車が売られています。境内に入ると、そこかしこで風車が風に吹かれて廻っているんですね。境内はとても広いのですが、風車が廻る音と、硫黄が噴出している「シューッ・シューッ」という音のみが聞こえ、何とも言えません。

境内にはいくつかの温泉があり、何と無料で入浴が出来るんです。ただし、私が入った場所では洗い場が無いので(おそらく他の場所も無いと思います)、温泉に浸かるだけです。身体を洗ったり、シャンプーをしたりといったことは出来ません。

硫黄泉なので効能は間違いないのですが、ニオイが・・・カラダに染み付きます。真夏に行った時に入浴しましたが、温泉から出た後は汗と硫黄のニオイが絡まって、何とも言えないものになっていました。嫁さんは車の中であからさまにクサそうな顔をしていました。

でも、私は好きな匂いだったな・・・・

 

花染の湯

(出典:下北ナビ)

 

そんな恐山は、死者の霊を呼んで口寄せを行うイタコがいると言われていますが常駐はしておらず、「夏の恐山大祭」と秋に行われる「恐山秋詣り」の短い時期しかいないそうです。

いつかは自分も口寄せというものを行ってみたいなと考えていましたが、青森の恐山はとても遠いですし、とても混みあって場合によっては7時間待ちなんてこともあると聞いたので、自分には縁がないものと諦めていました。

イタコに会いに行く

会社員を辞め、自分で事業を起ち上げてからは予定通りに進まないことが多く、特に売り上げについては壊滅的な状況でした。(過去形ですが、現在進行形です・・・)

理由を探せば幾らでもありますし逃げたくもなりますが、夢を追って事業を起ち上げた以上は、自分でやり切ったと心から言えるまで続けようと思っています。ただ、何かにすがりたい気も生まれてきます。

それが私の場合は祖母や叔父でした。父方も母方も祖母は他界しており、叔父も若くして亡くなっています。

「おばあちゃんやおじさんと話せたらいいな・・・」そんな気持ちが何となくですが湧いてきて、口寄せをするイタコのことを思い出しました。

ネットで調べると、イタコの数は年々減少しており、近年では高齢を理由に辞められる方も多いとのこと。そんな中、「最後のイタコ」と言われている松田広子さんは、恐山だけではなく自宅でも口寄せをされているとのことです。早速、連絡を取って予約をしました。

 

 

 

こうやって振り返ると、

 

 わたし
 わたし
オレって、めっちゃ行動力あるなー。

 

そう思います。

私は1人で、最後のイタコと言われている松田広子さんに八戸まで会いに行きました。

口寄せをして

当日は午後からお約束していたので、上野駅を8時頃発の新幹線に乗り、一路青森へ向かいました。八戸駅で乗り換え、本八戸駅まで在来線に乗って行き、指示された通りタクシーに乗って「イタコの松田広子さんまで」と伝えたところ、それだけで通じました。

15分くらい乗車したでしょうか。道中、タクシーの運転手さんとお話をさせていただき、その方の小さい頃はイタコが身近にいたとのことでした。具合が悪くなったらイタコにみてもらったりしたこともあるそうです。

また、進学についても相談したりしたそうで、現在と比べると距離がとても近かった気がします。

松田広子さんのご自宅まで乗せていただきましたが、本当に住宅街の一角なので、口寄せが終わるまで待っていただき、帰りもホテルまで乗せてもらうことにしました。

 

 

とても良い運転手さんだったなぁ

 

 

チャイムを押し松田さんとお会いしましたが、メチャクチャ緊張しました。その後、部屋に通されて口寄せしたい人の名前と命日を記し、どの様に亡くなったのかをお伝えしました。

私は2人の祖母と、叔父の3名と話したい旨を伝え、口寄せを行ってもらいました。松田さんがお経のようなものを唱え始め、その間、私は後方に座っています。すると、急に口調が変わり、話し始めました。

今はこのような状況だと話をしてくれますし、質問もされます。

本当は事業のことなどを相談したかったのですが、圧倒されたというか、緊張しっぱなしだったというか、本来相談したいことは出来ませんでした。

それでも、「今は平穏にしているから安心してくれ」という言葉をそれぞれから聞けたのは、ホッとしました。

信じるか信じないかは、人それぞれだと思いますし、私も正直半信半疑でした。それは今も変わりません。

ただ、叔父の口寄せを行っていただいた際ですが、松田さんにはお伝えしていない情報を正しく、的確に言われたので、「マジか・・・」と鳥肌が立ちそうだったのは覚えています。

思うこと

タクシーの運転手さんの話を振り返ってみると、イタコというのは元々は霊的な存在というよりは、街の相談屋さんのような存在だったのかなと感じました。

今と違い、お医者さんもそんなにいなかったと思いますし、それでも何かにすがるために、イタコという存在が生まれたのではないかなと。

イタコは『街の相談屋さん』として、それぞれの先祖の霊と対話をする仲介役を担っていたのではないかなと思います。

ただ、こうした昔から受け継がれてきた文化が廃れてきている現状を見ると、何だか寂しさを感じます。

道を切り開く

今、私が存在しているのは両親のお陰ですし、両親は祖父母がいたからこそ存在をしているんですよね、当たり前ですが。

そう考えると、先祖は大切にしなきゃって思います。そして先祖を大切にするのって、お墓参りをしっかりとすることなのかなと思います。

事業をしているから悩みがあるのではなく、会社員だって主婦にだって学生だって悩みはあるんですよね。

立ち向かっていくのか、かわしていくのが良いのかはその時々で変わりますが、逃げるということをしなければ時間が解決することもあるのかなと思います。

結局は、自分で道を切り開いていくしかないんですよね。

イタコの松田さんとお話をさせていただき、そう感じました。

それではっ。