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魅力ある東北三大祭りについて

東北三大祭り

東北の夏は短く、その短い期間に行われる祭りは大いに盛り上がります。多くの観光客が訪れ、その期間はホテルの予約もなかなか取れません。

東北の祭りの中でも、三大祭りと言われるものがあり、

  • 青森ねぶた祭り(青森県)
  • 竿燈まつり(秋田県)
  • 仙台七夕(宮城県)

の3つを指します。

開催期間も8月上旬に集中しているので、ツアーで3つとも廻るというのが旅行会社で販売されていますが、めちゃくちゃ高いんですょ💦

三大祭りの中でもおススメは

私は会社員時代、仙台に住んでいたこともあり、仙台七夕祭りは毎年のように見ていました。というか、職場が七夕祭りの会場を通って行くため、否応なしに目に入ってきます。

初めの年こそ「これが仙台七夕かぁ~」と感動しましたが、冷静に考えれば七夕の大きな短冊が商店街に飾ってあるだけです。こんな感じですね。

 

(出典:仙台七夕まつり協賛会)

商店街と言っても長い距離になりますし、その商店街ではビールやつまみなどを売っているのでお祭り気分は楽しめますが、この短冊が永遠に続いているんです。要は、「静の祭り」です。動きが無いんですね。

秋田の竿燈まつりは、長い竹竿にたくさんの提灯を吊り下げた「竿燈」を、「差し手」と呼ばれる腕自慢たちが力強く持ち上げて練り歩くお祭りです。竿燈全体を稲穂に、吊るされた提灯を米俵に見立て、五穀豊穣を祈願します。

こちらは動きがあるので楽しめます。竿燈を手のひらや腰に乗せたりするので、バランスを取るのが難しそうですが、竿燈をうまく乗せられると見物者から大きな拍手があがります。

2回ほど見に行きましたが、やはり人出はすごいですね。竿燈まつりの会場は、一般道路で行われるので見れないということはありませんが、やはり最前列が人気があります。

見物した日は風が強く、竿燈が安定しないことがあり、見物客側に落ちてきそうなこともありましたが、竿燈の周りにはサポートをする方も多くいるので安心して楽しめます。

(出典:一般社団法人東北観光推進機構)

三大祭りの中でもおススメなのは、青森ねぶた祭りです。ねぶた祭り自体は青森県の各地で行われ、明かりを灯した巨大な灯籠(=ねぶた)を山車に乗せて練り歩くお祭りを指します。

地域によっては「ねぷた」と呼ぶこともあり、弘前ねぷた祭りが有名です。他にも、五所川原で行われる「立佞武多祭り」なども有名ですが、ねぶた祭りと言えば何といっても青森ねぶた祭りです。

「ハネト」と呼ばれる踊り手がねぶたの周りを取り囲み、お囃子の音に合わせて元気よく飛び跳ねる姿は正に「動の祭り」です。

(出典:旅ぐるなび)

ねぶたの雄大さとお囃子の融合

午後7時、大太鼓の合図からお囃子が始まります。何度見ても、この瞬間は涙が出るほど感動します。身震いするというか、そんな感じ。

太鼓の迫力・お囃子の軽快さ、ハネトの動きも軽やかですし、大きなねぶたが回転したり、見物客の席に迫ってきたりもします。その度に見物客からは大きな拍手があがり、祭りの参加者と見物者とが一体となるような、そんな感覚にもなります。

YouTubeでも映像がたくさんあがっているので、画面越しからでも迫力が伝わってくると思います。

[jin-button-gradation visual=”” hover=”down” radius=”50px” color1=”#54dcef” color2=”#0794E8″ url=”https://www.youtube.com/watch?v=qcm_sFqJKS4″ target=”_self”]青森ねぶた祭(2018年)[/jin-button-gradation]

ねぶた祭りは誰でも楽しめる

ねぶた祭りは、見物するだけでも十分楽しめますが、ハネトとして祭りに参加することも出来ます。正式な衣装が必要になりますが、レンタルも可能です。

見物するためには場所取りが重要です。有料席もありますが私は購入したことがありません。有料席で一番前が取れれば良いのですが、後ろの方になってしまうと、何だか損をした気分になりそうなので。

ハネトは身体に鈴をつけて踊るので、シャリン・シャリンと音がします。踊りながら動くので、道路に落ちていることもありますが、ハネトにお願いをすると身体から鈴を取ってくれたりもします。この鈴を持っていると、幸福が訪れるとか・・・

来年こそは・・・

コロナ禍の影響により、2020年と2021年の2年に渡って青森ねぶた祭りが中止になりました。

例年300万人近くの来場者がある祭りなので、観光業においても多大な影響があると思いますが、何といっても祭りの担い手である参加者の方が一番がっかりしていると思います。

前職で仙台支店に勤務していた際、青森県の某銀行に夕方ごろ電話したところ、

「〇〇はねぶたに行くので、今日は早く上がっています」

と言われたことがあります。

別の機会にお話をしたところ、「ねぶたに参加するのが楽しみで、1年に数日のことだけどそれが当たり前になっている」とのこと。もう、生活の一部なんでしょうね。

コロナ禍では様々なイベントが中止になり、伝統ある祭りも軒並み中止のようですが、来年こそはコロナ禍も落ち着き、また以前のような賑わいが感じられればと思います。

機会があれば、日本の火祭り、青森ねぶた祭りを是非ご覧になってくださいね。

それではっ。

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