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山登りのススメ(日本三霊山を登る)

興味の無かった山登り

日曜日の夜8時から放送されているイッテQという番組があります。番組の中では、演者のイモトアヤコさんが海外の高い山を登るというコーナーがあり、数日間掛けて登頂をする姿は感動すら覚えます。

ホントかウソかは分かりませんが、彼女の場合は自力で登頂をしても、下山はヘリコプターを利用するそうなので、山登りをする方からは邪道と言われているなどの情報もありますが、いずれにしても死と隣り合わせの状況で登頂するというのはなかなか出来るものではありません。

山を数日間掛けて登るとなると、当然ながらお風呂には入れませんし、食べるものも限られてしまいます。山小屋での宿泊は雑魚寝に近いと聞きましたし、トイレも不便だろうなと思い、特に興味は持ちませんでした。

転勤を機に

そんな私も、山登りに興味を持つ出来事がありました。転勤です。

今から数年前、北陸に転勤をした際にお客様である金融機関廻りをしていた時のことです。富山県内の方は立山に対して非常に思い入れがあることが話の端々から感じました。

富山県だけではなく、石川県、福井県の北陸三県は台風の被害が少なく、私が北陸にいた3年間では一度も台風の影響を受けたことはありません。

富山県内の方は、

「北陸に台風が来ないのは、立山が防いでくれるからなんだ~」

と話されることが多く、

 

[chat face=”?オジサン.jpeg” name=”” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ホンマかいな?ある程度は影響あるのかもしれへんけど、そしたら富士山のある静岡県や山梨県も同様のことを言えるやんけ・・・[/chat]

 

そう感じながら聞いていました。

また、富山県内の方は多くの方が立山に登った経験があります。というのも、県内の小学生は学校行事の一環で立山登山をするそうなんです。

私も小学3年生の時に、遠足で筑波山を登ったことがあります。まあ、その延長線上だろうなと考えていましたが、標高を調べてみると・・・

 

  • 立山(雄山)・・・3,003メートル
  • 筑波山・・・・・・ 877メートル

 

立山は3,000メートル級の山なんですね・・・筑波山と比較してたなんて・・・恥ずかしい限りです。

転勤で北陸にいる期間というのはそれほど長くはないだろうと思っていたので、

 

[chat face=”扇子おじさん.jpeg” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none” style=””]せっかく近くにあるんだから、北陸に住んでる間に登ってみようかな・・・[/chat]

 

そんな気持ちが湧いてきました。

県内の方に相談をすると、「日帰りで登れてしまうし、小学生でも登れるんだから~」と軽い感じで言われたので、当時は毎日5キロほど走っていたこともあり、

 

[chat face=”1343400.png” name=”” align=”right” border=”blue” bg=”none” style=””]まっ、余裕でしょ![/chat]

 

と軽く考えてました。

それは甘かったことが当日分かります。

ビビりながらの登山

余裕をかましていた私は、当時小学3年生だった娘を連れて立山登山に行きました。用意したのは頂上で食べようと考えていた🍙とお菓子と飲み物、靴は運動靴でランニングをするような軽装にパーカーを羽織った感じです。

ある程度の標高まではケーブルカーやバスで上がれます。歩き始めても舗装された道が続いたので楽勝でした。

しかし、ある程度登った所から急に景色が変わります。舗装もされていませんし、砂利道でもありません。岩がそこかしこにあり、砂のような土のような、非常に登りづらい地面が山頂まで続いていました。

くるぶしまでしかない運動靴では中に土が入ってきますし、大小様々な岩があり、地面が柔らかいので簡単に動いてしまいます。

 

[chat face=”1479760.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]下手に岩は触れへんし、上から落石の可能性もある・・・自分一人ならまだしも、娘もいるし守らな・・・[/chat]

 

それでも何とか頂上に着き、娘と二人で🍙を食べましたが、すごく寒かったのを覚えています。8月のとても暑い時期に登りましたが、頂上付近はパーカーを羽織っていても寒かったんです。

備えあれば憂いなし

この言葉がとても身に沁みました。

マラソンに似た達成感

立山を登ってみて感じましたが、登っている過程はとても苦しいです。酸素が薄いせいもあるのか、とても息苦しいですし、斜面を登るのでランニング時とは異なる筋肉を使うからなのかもしれません。

上を眺めても頂上が遥か遠くに見えると、それだけで気分が萎えてしまいます。それでも、一歩・一歩と歩を進めることで、確実に前進はします。

やがて頂上が見えてきて、登頂した際には何とも言えない達成感があります。それはちょうどフルマラソンを走り切った感じと似ています。

苦しい時間を経験したからこそ感じることの出来る達成感。山登りを趣味にしている方の気持ちが分かる気がしました。

日本三霊山を登る

日本三霊山と言われている山があります。

霊山とは、神仏などを祀ってある神聖な山。また、すぐれて立派な山のことを指し、古くから山自体を神聖視し、崇拝の対象とする山岳信仰が根強い日本ではこの『霊山』が数多く存在しています。

その中でも、山岳信仰の頂点に立つ富士山・白山・立山の3つを「日本三霊山」と呼んでいます。

立山は既に登ったので、せっかくなら日本三霊山を登ってみたいという欲が出てきました。幸い、白山は北陸の石川県にあり、日帰りも可能です。立山を登った翌月、白山を登ることにしましたが、今度はちゃんと登山靴を購入し、服装もしっかりと準備をして登ることにしました。

翌年、転勤で東京に戻ることになり、その年の夏に富士山にも登頂しました。これで日本三霊山を登頂したことになります。いずれも3,000メートル級の山ですが、立山が一番きつかったな・・・やはり靴は重要です。運動靴と登山靴とでは、雲泥の差がありました。

近くの山でも十分達成感は得られますが、やはり3,000メートル級の山は良いですよ!雲を下に見ることが出来ますし、登頂した際の充実度は筑波山の比ではありません。

私が登った、富士山・白山・立山は断崖絶壁を通るわけではありませんし、ご家族で登ることも可能です。リスクは比較的低いと思いますが、空気が薄くなるので高山病の危険はあります。私は高山病にはなりませんでしたが、中には動けなくなる方もいるそうです。

どの山でもそうですが、登ると決めたらそれなりにトレーニングを積んで登られることをおススメします。

それではっ。

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