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旦那が起業をしたいといった時、参考にどうぞ②

きっかけは突然に

東日本大震災を経験し、個よりも会社を選ばなくてはいけない時間の使い方に疑問を感じ、会社員を辞めようという決断をしたものの、その後も数年間は会社員生活を続けていました。

そんな私も、あることをきっかけに会社を退職することを決断します。

震災後にある地方店舗へ支店長として赴任して3年後、本社へ戻ることが決まりました。一国一城の主として支店を廻すことに面白みを感じていたので残念ではありましたが、家族のことを考えればいつまでも地方店舗を歩き渡るよりも自宅のある東京に住み、本社勤務をした方が良いだろうなとも考えました。

しかし、本社へ戻る際の役職は、地方店舗へ行く前の役職と同等・部署も同じと聞きました。

 

[chat face=”1479760.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]俺の地方店舗での3年間は、全く評価されていないんだな・・・[/chat]

 

そう捉えました。

今になって考えると、確かに評価に値しない実績でしたし、会社の判断は致し方ないと思います。でも、その時はそうは思えませんでした。

本社に戻っても前向きに仕事をすることが出来ず、いつしか心と身体のバランスを崩して休職をしてしまいます。

確かにあの時は悩んでいましたが、かと言って「自分はダメな奴だ・・・」と悲観することもありませんでした。

医者に行って話をすると、「少しの期間、会社を休んだ方が良い」との判断をされ、休職するに至りました。私はその言葉を聞いて、

 

[chat face=”1343400.png” name=”” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]ラッキーっ!![/chat]

 

そう思いました。そして、そう思った自分には、もう会社には居場所は無いと悟りました。仕事から逃げたいと思った時点で、その会社には居場所を求めてはいけないとも思いました。

一度は復職をしました。数か月休んだ後、会社に復職をしましたが、私の場合はダメでした。以前のように仕事に対して打ち込めなくなっていたんです。

 

「このタイミングなんじゃないかな・・・会社を辞めるのは。」

 

そう思い、長年勤めた、大好きだったその会社を、辞める決断をしました。

目次

会社を起ち上げるのは簡単

会社を辞めるという判断をしてからは、次に向けた動きを始めました。

漠然と事業をしたいと考えていましたが、具体的には何も思い浮かびません。

  • どんな事業をしたいのか?
  • 自分に何が出来るのか?
  • 本当に自分に事業なんて出来るのか?

色々と悩み、それらを解消するために本やネットで情報を集めました。

そうすると、ある事業がパッと頭に思い浮かびました。

まったく経験の無い、異業種の事業ですが、調べてみると自分でもやれそうだなと感じました。

よく身内から、

「根拠のない自信を持ってるよね」

と言われます。

その時もそうでした。根拠は全くありません。でも、自分なら出来るっ!と感じました。

それからというもの、協力してくれそうな会社にアポイントを取り、話を進めていきました。

法人が良いのか個人事業が良いのかも考え、取引先への信用という観点からも法人で事業をしていこうと決め、そのための手続きを調べたりしました。

会社を起ち上げるのは簡単です。誰にでも出来ます。情報の少なかった昔ならともかく、今は司法書士などの専門家に頼まなくても自分で全て出来てしまいます。

ネットで調べる手間さえ惜しまなければ、印紙などの必要最低限のコストで会社を起ち上げることが出来てしまいます。

知らないで払ってしまう無駄なお金は、世の中に沢山あるんだろうなと改めて感じました。

預金やプラスになる材料を洗いざらい用意

法人を起ち上げるにあたり、資本金というお金を用意しなくてはいけません。少人数で法人を起ち上げる場合の殆どが、個人がお金を出し合って資本金にするケースが多いのですが、私の場合は1人で法人を起ち上げたため、自分で準備をしなくてはいけません。

幸いなことに前職の持ち株を持っており、東証一部に上場した際に株価が上がっていたので持ち株を売却し、資本金などに充てることにしました。

また、起ち上げた事業から一定期間は売り上げが上がらなかったとしても大丈夫なように、余剰資金も別途準備しておきました。

全て自己資金で事業を行うのはリスクがあるので、事業資金を借りることにしましたが、その際に自分のプラス材料を洗い出し、金融機関および保証会社との面談に臨みました。

  • 自分の経歴
  • 預金状況
  • 資産状況

他にも、事業計画書を何度も作成し直し、誤字や脱字、計算間違えなどは何度もチェックをしました。

金融機関はお金を貸してくれる

私の場合ですが、事業計画書の内容についてはさほど突っ込まれた質問はありませんでした。それよりも、今までの経歴や資産状況について詳しく聞かれました。

今まで経験の無い事業を行うこと自体にリスクがあるわけですが、自分の経験からそのリスクをどのように軽減できるのかを伝えることに注力しました。

納得してくれたかどうかは分かりませんが、結果としては申込額満額の回答を得ることが出来ました。

以前にも別の記事で記載しましたが、金融機関というのは基本的にはお金を貸したいんですね。それで商売しているわけですから。それでも、何でもかんでも良いという訳でもありません。

面談をする際も、ジーンズにシャツよりは、スーツの方が見栄えが良いに決まっています。きっとそれは、業種に関わらず、です。

飲食業だろうが製造業だろうが工務店だろうが、スーツ若しくはスーツに準じた服装の方が良いに決まっています。

金融機関に対して、

「借りたお金はきちんと返す人物なんですよ~」

ということをアピールできれば十分なわけです。

そのために、服装やご自身のプラス要因をまとめて面談に臨めば、それほど怖がる必要はないですよ。

次回は、法人起ち上げ後、事務所を賃貸した経緯や自治体との関わり方についてお伝えします。

それではっ。

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